東大寺盧舎那仏(るしゃなぶつ)
聖武天皇の発願により752年に造像が完了した大仏です。今までに2回焼損したため大部分が補作されたものです。現存する大仏の高さは約14.7メートル、基壇の周囲は70メートルぐらいです。
金剛八角燈籠
大仏殿の正面に立つ燈籠で総高464センチです。
たびたび修理されていますが、基本的には奈良時代創建の時のものです。
火袋羽目板4面には、楽器を奏する音声菩薩像が鋳出されていますが、東北面と南東面は盗難、紛失し、現在はレプリカが取り付けられています。
南大門
平安時代に台風で倒壊後に鎌倉時代に復興されたものです。
中国から伝われた建築様式といわれる大仏様(だいぶつよう)を採用した建築として著名です。大仏様の特色は、貫と呼ばれる、
柱を貫通する水平材を用いて構造を堅固にしていることと、天井を張らないで構造材をそのまま見せて装飾としていることなどです。
門内左右には金剛力士像と石造獅子1対を安置しています。 |
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