;石庭の北側の軒下に石造手水鉢「つくばい」(左の写真)が置かれています。徳川御三家の一つ水戸徳川家当主徳川光圀(水戸黄門)の寄進といわれますが、これは本物ではなく複製品で、本物は「方丈」の東北側にある非公開の茶室「蔵六庵」に置かれています。 用語説明 ◆手水鉢 神前、仏前で口をすすぐための水の確保をする器で茶道にも用いられるそうです。 ◆徳川光圀 徳川家康の孫で常陸国(茨城県)水戸藩主。 別名水戸黄門。「大日本史」という全397巻226冊の日本の歴史書の編纂を行い、「水戸学」とよばれる学問の基礎を作った人です。 ◆方丈 室町時代以降寺において仏像が安置される本堂の役割を担う建物で、現在の日本の曹洞宗の寺では住職を「方丈」と呼ぶ寺があるそうです。 |