◆平安京 平安京は、延暦13年10月22日(794)に桓武天皇によって建設されました。桓武天皇は事前に現在の京都市東山区にある将軍塚から都にふさわしいか確かめたといわれています。 貴族は主に左京に住み、特に上流貴族は左京北部に住んでいました。貧しい人々は南東部に密集し、さらには平安京の外の鴨川の川べりにまで住んでいたそうです。 ◆桓武天皇 桓武天皇は天平9年(737)、光仁天皇の第1王子として産まれ、天応元年(781)に光仁天皇から譲位されて天皇になりました。 延暦3年(784)、長岡京を造営しましたが、天災や近親者の不幸が起こり、天皇の徳がなく天子の資格がないと民衆が考えることを恐れて、10年後に長岡京から良方位にある場所に平安京をつくりました。 また、東北地方に住んでいた蝦夷と呼ばれる人々を服属させ東北地方を平定するために坂上田村麻呂を征夷大将軍として軍を送りました。 |